Marriott Bonvoy Amexについての見解と今後の作戦

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SPG AmexがついにMarriott Amexに変わりますね。マイラーや旅クラスタ界隈で早速話題になっていて、Marriott Amex自体のスペック解説についてはメディアやブログで散々語られている(というか個人的には公式で十分わかりやすい)のでそちらに任せるとして、ここではMarriott Amexの個人的な見解と今後の作戦について語っていきたいと思います。

米Marriott Amexと比較すると物足りない感が否めない

実は私、アイキャッチ画像でも載せているように、アメリカで発行されているMarriott Amexを2枚持っています。Marriott Bonvoy BrilliantとMarriott Bonvoy Businessです(あと1枚見えているのはChase VISA Marriott Bold)。今回SPG Amexから切り替えになるMarriott Bonvoyプレミアムは、年会費や特典を勘案するとMarriott Bonvoy Brilliantと同等レベルのランクです。また、Marriott Bonvoyアメックス(プレミアムじゃないほう)は、Marriott Bonvoy Businessに近いです。が、それぞれ比較すると正直物足りなさはあります。まあこれはMarriott系のカードだけでなく、Hilton系やAmexプロパーをはじめ、日本のあらゆるカード(Amexに限らず)がその傾向にありますが。

ということで、これらの違いをあげていきたいと思います。

Marriott Bonvoy Statement Creditがない

Marriott Bonvoy Brilliantは、年間$300のステートメントクレジットと呼ばれる特典がついています。これは、マリオット系のホテルで支払いを行うと自動的に請求から差し引かれるというもの。マリオット系に毎年泊まるのであれば、これだけで年会費の2/3の元は取れます。一方で、Marriott Bonvoyプレミアムにはステートメントクレジットはありません。

なお、Marriott Bonvoyプレミアムはリッツかセントレジスに2連泊すると$100のプロパティクレジットが付くプランを使えるようになりますが、これはMarriott Bonvoy Brilliantを持っていても同じです。まあ、そもそもの宿泊費が高すぎて活用できないですが…

無料宿泊特典に支払い条件がある

Marriott Bonvoy BrilliantとMarriott Bonvoy Businessは、いずれも無料宿泊特典に支払い条件はありません。それぞれ50000P、35000Pまでの宿泊ができるのはMarriott Bonvoyプレミアム、Marriott Bonvoyアメックスと同じです。無料宿泊特典に150万円の支払い条件がつくのは大きな壁になる人が多いのではないかな?と思います。

プライオリティパスが付かない

Marriott Bonvoy Brilliantは、Priority Pass(正確にはPriority Pass Selectと呼ばれるものですが機能は大体同じ)が無料で発行できます。Marriott Bonvoyプレミアムは付きません。

為替手数料が無料じゃない?

これは記載がないので推測ですが、Marriott Bonvoyプレミアムは為替手数料が普通にかかるものと思います。最近は海外に行く機会も極端に減っているのであまり気にする人はいないかもですが。一方で、Marriott Bonvoy Brilliantは為替手数料が無料になります。つまり日本で使っても手数料とられません。最近の円安の流れもあり、日本のマリオット系ホテルに泊まってMarriott Bonvoy Brilliantで払ってドル決済するのは旨味が大きいです。

これだけ差があるにもかかわらず、年会費は同等

Marriott Bonvoy Brilliantは$450($1=110円換算で49500円)、Marriott Bonvoyプレミアムは49500円と同等です。圧倒的にMarriott Bonvoy Brilliantの勝利だと思います。

Marriott Bonvoyプレミアムの利点もなくはない

ここまでMarriott Bonvoy Brilliantの利点を挙げてきたわけですが、Marriott Bonvoyプレミアムが買っている面もなくはないです。

獲得できるポイントが通常決済でも3P/100円なのは良い

Marriott Bonvoyプレミアムの最大と言ってもいい利点は、通常決済で得られるポイントが3P/100円なこと。Marriott Bonvoy Brilliantはマリオット系以外の支払いだと米国内レストランと航空券が3P/$1、それ以外では2P/$1なので、普段使いするならMarriott Bonvoyプレミアムに軍配が上がります。

カード利用でプラチナ達成できる金額が小さい

Marriott Bonvoy Brilliantは年間で$75,000($1=110円換算で825万円!)利用しないとプラチナをもらえませんが、Marriott Bonvoyプレミアムは400万円決済でプラチナをもらえるのは良心的だと思います。15泊の宿泊実績加算もあり、プラチナが増え、相対的にチタンの価値が上がるのではないかと予想しています。まあSPG Amexからの改悪部分がネックになって解約してヒルトン系へ移る人も相当数いそうではありますが。

スマホプロテクションと帰国時手荷物宅配サービス

しいてあげるなら、スマホプロテクションと帰国時の手荷物無料宅配があります。日本発行ならではの特典ですね。

それでもMarriott Bonvoyプレミアムを維持しようと思う理由

さて、これだけMarriott Bonvoy Brilliantと差があるMarriott Bonvoyプレミアムですが、解約はせず維持しようと思っています。理由は次の2点。

宿泊実績15泊が大きい

まず、宿泊実績15泊の価値が大きいと思っています。プラチナやチタン、ライフタイムプラチナに向けた積み増しとしては優秀なためです。日本発行カードの宿泊実績加算とアメリカ発行カードの宿泊実績加算は重複可能で、さらにアメリカ発行のカードは個人カードとビジネスカードで15泊ずつの重複が可能なので、1泊もせずに合計で45泊の実績が付きます。年会費を払うだけで、残り5泊でプラチナ、30泊でチタンというところまで来るのは非常に大きいため、維持する価値はあると思っています。さらに、ライフタイムプラチナに向けた積み増しにもなります。とはいえ、私は更新月が4月なので、今年は5泊しかつきません。去年と違い下駄は履かせてくれないので、今年もチタンを達成するなら頑張って泊まらないといけないのが悩みどころ。宿泊実績2倍となる5/4までにできるだけ積み増したいですがまだ悩み中です。

無料宿泊特典の150万円支払いは達成できそう

もう一つの理由は、無料宿泊特典で達成すべき1年間での150万円支払いが達成できそうなためです。とはいえ、メインカードにしてできるだけ集約が必要にはなってきますが。この特典とMarriott Bonvoy Brilliant、Marriott Bonvoy Businessの無料宿泊特典で3泊は付いてくるので、プラチナを取るだけなら2泊分を自腹もしくはポイント宿泊すればOKになります。

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